キャリア特集~転職編~
~管理栄養士として働くには~
この記事を読んでくださっているのは管理栄養士に興味のある方だと思います。
「管理栄養士とはどんなお仕事?資格を取るにはどうすればいいの?」と調べている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、診療所と老人福祉施設で働いていた経験を交えながら「管理栄養士の仕事」についてをお伝えします。
どんな仕事内容?
専門的な知識を活かして栄養指導や栄養管理を行います。管理栄養士は国家資格です。厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導などを行うことを業とする者、と栄養士法で定義されています。
どんな場所で働くのかというと
・保健所や保健センターなどの行政機関
・病院、診療所などの医療施設
・学校給食施設
・福祉施設
・保育園
などです。最近では歯科医院やスポーツ施設での管理栄養士求人も目にすることが多くなりましたね。
働く場所によって仕事内容が異なります。私が働いていた診療所では、献立の作成や患者への栄養指導、厨房の衛生管理などを行っていました。老人福祉施設では朝昼晩の献立作成及び栄養価の確認を担当していました。
同じ職場で働いていた別の管理栄養士は、入居している方への栄養相談を行っています。同じ管理栄養士でもさまざまなな種類の仕事があるので、自分の適正に合う職場をみつけられると良いですね!
求められる人物像
コミュニケーション力が高い人物が求められます。なぜなら管理栄養士は、年齢や職種が違う人たちと話す機会がとても多いからです。
例えば、献立作成を行い調理現場への指示をするとします。
新卒で入職し20代だとすると、調理師は自分より年上の方が圧倒的に多いです。年上で調理経験が長い方に、改善してほしいこと(味付けや盛り付けなど)をスムーズに伝える必要があります。伝え方次第では、反感をかってしまうこともありえます。
他にも患者や他職種(看護師・介護士など)との関わりがあるためコミュニケーション能力が高い方が求められます。
資格の取得方法
管理栄養士養成施設(4年制)を卒業後、国家試験を受験し合格すると管理栄養士免許を取得することができます。
また、栄養士養成施設を卒業後、栄養士として働くと管理栄養士の国家試験受験資格を得ることが可能です。合格すると管理栄養士になれます。国家試験受験に必要な栄養士として働く期間は、栄養士養成施設の修業年数によって異なります。
※栄養士養成施設(2年制)の場合、実務経験3年以上
栄養士養成施設(3年制)の場合、実務経験2年以上
栄養士養成施設(4年制)の場合、実務経験1年以上が国家試験受験に必要
(2020年4月時点)
実際に働いてみた感想
食べものや料理が好きな方は、知識が人の役に立つことにやりがいを感じることができると思います。私は食事で病気の方の健康をサポートできることに、とてもやりがいを感じていました。
しかし、栄養学などの知識は新たな情報がでてくるので、常に勉強が必要だと言えます。また患者をはじめ他職種との関わりがたくさんあるので、コミュニケ―ションをとって信頼関係を築くまでが大変という点もありました。
この記事が管理栄養士を目指している方の参考になればうれしいです!
参考・参照サイト:栄養士法|電子政府の総合窓口(e-Gov)
(アクセス日:2020年4月29日)
☆最後に
いかがでしたでしょうか?
今管理栄養士を目指している方、資格の取得や転職先に悩んでいる方。
是非参考にしてみてください!!