キャリア特集~独立編~

キャリア特集~独立編~

独立

20代で目一杯働いて、経験、人脈ともに十分な礎を築いてきた。
そろそろ独立を・・・
なんて考えている方も多いでしょう。

終身雇用制が終わりと告げ、使われ続けることに疑問を持ち始める人が多い時代。
少し前の時代までは考えられなかった「フリーランス」と呼ばれる人たちの台頭。

インターネットの普及、働き方の変容によって、自由な働き方で収入を得ることが以前よりも容易になってきました。

さぁ私もその時だ、、、

でも、いざスタートする時になって、何を準備して何をどこに申請する必要があるのかわからない、、、

そう迷って思いのほか時間がかかってしまう方が多いようです。

そんなときのために、今回は独立開業する為の準備特集をまとめました!

独立するにあたって今の職場を退職する必要がある方は、
キャリア特集~退職編~
こちらのページも参考にしてみてください。

用語解説

独立や起業をするにあたって、必ず聞くことになる言葉をいくつかまとめてみました。
自分一人で動くということは、受発注、仕入れ、請求、各種申請等も全て自分で行わなければなりません。※税理士さんに依頼する場合は別。

良く調べるまではしなくても、把握しておくと良いでしょう。

独立
他からの束縛や支配を受けないで、自分の意志で行動すること。今まで経験のある業種で、会社を離れて一人で事業を行うことを言います。
起業
新しく事業を始めること。今までとは異なった事業領域での独立を指すイメージ。また新たなシステムでのビジネスモデルの場合などを特に指す。
個人事業主
法人を設立せずに個人で事業を営んでいる人のことを指します。フリーランスと呼ばれる人たちも個人事業主にあたります。
フリーランス
会社や組織に属さずに個人で事業を営み、報酬を得る人たちを指します。基本的には個人事業主とほぼ同義です。
白色申告
税制上の原則的申告方法。一般企業の正社員の方なんかはほぼこの白色でしょう。
青色申告
確定申告を行う際に、複式簿記等の方法により記帳する申告制度。個人事業主にとって白色よりも税制での優遇措置があるイメージですね。

準備するものって?

開業届

個人事業主、あるいはフリーランスとして生計を立てていく上でまず最初に必要となるのが「開業届」の提出です。

簡単に言うと、「これから個人で事業を行いますよ」といったような公的な意味合いのものですね。
管轄の税務署に記入した用紙を提出することで、課税方法も変わってきます。

必ず提出するようにしましょう。初めての方にとっては、書く内容が少し分かりづらい場合もあるので、下記を参考に作成してみてください。

開業届の書き方

開業届

起業や独立を行う方向けの記載になります。
※会社を譲り受ける場合や、廃業の場合などはもう少し詳細に記入する必要があります。

①・・・ご自身の住所地管轄の税務署長宛てになります。お住いの地域の税務署を調べておきましょう。

②・・・開業届の提出日になります。ズレてしまったりすると、受け付けてもらえない場合もあるため、予め間違いなく行ける日の予定を確認しておきましょう。

③・・・(住所地・居所地・事業所等)の3つの中から選んで、その住所を記入します。

住所地・・・自宅で事業を行う場合。
居所地・・・住所地以外の場所で事業を行う場合。(3に該当しない場所で)
事業所等・・・自宅以外で事業の拠点となる場所がある場合。

④・・・③以外で住所地、事業所がある場合は記入します。ない場合は特に記入しなくて大丈夫です。

⑤・・・ご自分のお名前を記入し、押印します。(認印可)

⑥・・・生年月日を記入します。

⑦・・・ご自身の個人番号を記入します。

⑧・・・開業する事業の内容を記入します。(喫茶店、不動産etc…程度で構いません)

⑨・・・個人名以外で事業を行う場合はその使用する屋号を記入します。

⑩・・・頭の「開業」に〇を付けましょう。新規の場合は住所の記入などは必要ありません。

⑪・・・基本的には事業所得に〇を付ければ大丈夫でしょう。不動産の収入がある場合などは不動産所得にも〇をつけます。

⑫・・・実際に事業を開始した日付を記入します。※開業届は開業してから基本的に1か月以内に提出する必要がありますので、日付には注意してください。

⑬・・・青色申告承認申請書や課税事業者選択届出書を開業届と合わせて提出する場合には、有に〇を記入します。

⑭・・・⑧の内容をさらに掘り下げて記入します。

⑮・・・専属の従業員がいる場合は、人数と給与を記入してください。

⑯・・・従業員が一人でもいる場合は有に〇を記入します。従業員なしで、自分一人で事業を行う場合は〇は記入しなくて良いです。

⑰・・・最初の給与支払い日を記入します。

※あくまで新規に開業する場合の最低限の記入方法になります。

書式は国税庁のHPからダウンロードできますので、確認してみましょう。

印鑑

個人事業主で事業をスタートすると、何かと印鑑を使用する機会が格段に増えます。

見積書の確認印
契約書の印鑑
銀行取引の際の印鑑etc…

普段に比べて確実に機会が増えますので、特に屋号を使う場合などは、先に準備しておくと良いでしょう。

・銀行印
・会社印
・角印

セットで1万円程度のものもありますので、ネット通販での購入がお得ですね!


名刺

仕事をするうえで必ず準備しておきたいのが、「名刺」ですね。

こちらもネットでテンプレートデザインから選べるものなど、比較的簡単に作成することが出来るようになっています。

100枚1,000円以下で手配も可能となっていますので、デザイン変更などの際にもコストが抑えられるといったメリットは大きいですよね!PDFで印刷イメージも鮮明に確認できるので、印刷ミスの心配もありません。



☆最後に

いかがでしたでしょうか?
事業開始に必要な最低限のことをまとめてみました。
実際にはほかにも、個人事業主としての口座開設や、メールアドレスの作成、HPの作成等が必要になってくることもあるでしょう。

スタートするまでにも少し手間はかかりますが、最初でつまずくことのないように頑張りましょう!

最高の起業ライフを楽しみましょう。


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