キャリア特集~転職総集編~看護師になるには
現在看護師は、女性だけでなく男性にも人気の職業となっています。
人を助けたいという思いから将来の夢にあげる人も多いでしょう。
そこで、看護師になるためにはどうしたらよいのかをご紹介いたします。
・看護師の種類
一概に看護師といっても種類があります。
保健師助産師看護師法で定められている酒類は、大きく分けて4つ。
「正看護師」「准看護師」「助産師」「保健師」となります。
どれも聞いたことがあるのではないでしょうか。
では、それぞれの看護師について、どのような仕事なのかを解説します。
1. 正看護師
これは、一般的に皆さんが想像している看護師で、病院でのチームの一員として患者さんのケアを行っています。
入院患者さんのケアや、医師のサポート、診療の補助などをしているのが看護師です。
国家試験を受けて、国家資格を取得すると、正看護師として働くことができます。
2. 准看護師
正看護師だけでなく、準看護師という資格もあります。
これは、正看護師と同様に患者さんのケアや医師のサポート、診療の補助を同様に行うことができる資格です。
正看護師との違いは、資格の種類です。
正看護師は国家資格ですが、準看護師は都道府県が実施する試験を受けて取得する免許です。
そのため、お給料にも差が生まれます。
3. 助産師
助産師は、産婦人科で働き、妊娠、出産を控えた女性に対してサポートをする仕事です。
助産師になるには、国家資格である看護師免許と助産師免許の両方を取得する必要があります。
助産師を目指している方は、産婦人科で働きながら、助産師の免許を取得する人が多いようです。
出産だけでなく、現在では赴任治療の相談や、生理痛やPMS(月経前症候群)といった思春期の婦人科系のトラブルにも対応しています。
4. 保健師
保健師も国家資格である看護師と保健師の両方の資格が必要となります。
その名の通り、保健師は健康のために病気の相談や、保健指導を行います。
学校で学校保健師として働くことも可能です。
病気を治すというよりは、予防のために知識を伝え、健康増進や身体のケアをしていく仕事となります。
・看護師になるには看護学校に通う
まず、最初にもお伝えした通り、正看護師になるには、国家資格の看護師免許を取得しなければなりません。
そのためには、看護学校に通うことになります。
一般的には、高校を卒業と同時に、看護専門学校や看護短期大学に通い、最低3年学校に通うことが必須です。
国家試験に向けての勉強だけでなく、病院での実習も行います。
夜間の看護学校はないので、働きながら通うことは難しいでしょう。
正看護師ではなく、准看護師を目指すという人は、准看護師養成所で2年間勉強をし、卒業すれば、都道府県が実施する試験を受けることができます。
これに合格すれば、準看護師として働けるようになるのです。
・看護師の国家試験について
看護師の国家試験は、毎年2月に行われています。
看護学校に通っている人は、学校で一括して受験の申込みをするので、個人で申し込みをする必要はありません。
学校在学中に不合格となり、働きながら国家試験を受ける場合には、個人での申込みが必要となります。
国家試験の内容は、「必修問題50問」「一般問題130問」「状況設定問題60問」の合計240問です。
この中の必修問題50問は、50問のうち40問を正解しなければなりません。
必修問題が40問以下であった場合は、他の問題で正解していても国家試験は不合格となってしまいます。
解答方法は、選択方式や直接解答などさまざまですが、合格率は、89.8%と悪くありません。
9割近くが正看護師の国家試験に合格しているということになります。
しっかりと学校で勉強をし、対策をすれば国家試験に合格できるでしょう。
・看護師に向いている人の特徴
1.コミュニケーション能力、協調性がある
看護師は、チームとして仕事をします。
他の看護師や医師とのコミュニケーションは欠かせません。
協力しながら仕事をするからこそ、スムーズに業務をこなすことができますし、ミスをなくすことができるのです。
また、患者さんに信頼して処置を任せてもらうには、常に笑顔で患者さんと接することも大切です。
人とのコミュニケーションが苦手な人は看護師の仕事は苦痛になってしまうかもしれません。
2.動じない精神力
看護師は、普段私たちがあまり目にすることのない大量の血を目にすることが多くあるだけでなく、嘔吐物も処理なども任されます。
現在でいえば、コロナの陽性患者の対応を任されることもあります。
そんな状況下の中でも、しっかりと仕事をしなくてはいけません。
ですから、どんな状況でも動じない精神力を備えている人が看護師には向いているのです。
嘔吐物の処理や汚物の処理は、やりたくないなという考えを持っている人は、看護師の仕事はできないでしょう。
3.体力に自信がある
看護師の仕事は体力が勝負です。
毎日、長時間の立ち仕事で、患者さんの介助をすることもあります。
そのため、体力がない人は大変だと感じて挫折してしまう可能性もあります。
・まとめ
看護師になるための方法をご紹介しましたが、看護師というのは人のために一生懸命働く世の中にはとても重要な仕事です。
看護師の国家資格受験に年齢制限はありません。
一度社会人として働いていた人も、看護師という仕事に魅力を感じ、目指す人も少なくないのです。
看護師を目指している人は、ぜひ看護学校に通い、国家試験に向けて勉強をしましょう。