マナー特集~テーブルマナー(イタリアン)編~

マナー特集~テーブルマナー(イタリアン)編~

フレンチ

前回はフレンチディナーの際の食事前から食事後までのマナーをまとめました。

今回はイタリアンディナーのマナー特集になります。

イタリアンとフレンチで基本はほぼ同じになります。

小さな違いですが、その違いを知っているのと知らないのとでは

外から見ている人の印象が全く違います。

前回「フレンチ編」と同様の流れでご説明します。

服装については参考記事「ファッション特集~ドレスコード編~

 

食前

食前のナプキンの準備

まず、お食事の前に、食前にテーブルの上に置いてあるナプキン。

こちらにも正式な決まりはありませんが、最良の準備があります。

ナプキンを広げるタイミングは、ドリンクやお水を持ってきてくれたとき。二つ折りにした折り目を自分のほうに向けて太ももの上においてください。

※フレンチの際と同様です。

POINT・ナプキンを広げるタイミングはドリンクを持ってきてくれたタイミング

 

食事中

「カトラリーの順番」

まず、ナイフ、フォークの使う順番は「外側から順に」使いましょう。

コースに合わせて準備が整えられています。順番を無視して使用してしまうと、料理ごとにそぐわない使用方法になってしまう可能性がありますので要注意です。

「置き方」

食事中はナイフとフォークをお皿の上に「ハの字」になるように置きます。

ナイフの刃は「自分側に向けて」置き、フォークは「背を上」に置くようにしましょう。

※フレンチの際と同様です。

 

POINT・カトラリーの順番は外側から順に。
・食事中はカトラリーは「ハの字」になるように置く。
・ナイフの刃は自分に向くように置く。
・フォークは「背を上」になるように置く。

 

中座

食事前に二つ折りにして太ももの上に置いてあるナプキン。

中座の際は「背もたれ、あるいは椅子の上に軽く畳んでおく」ようにしましょう。基本的にはお手洗いに行くのは「食事後のデザート前」「お会計前」に行くようにしましょう。

極力無理がなければ、入店する前に済ませておくのが最もスマートです。

※フレンチの際と同様です。

POINT・御手洗いは、極力入店前に済ませておく。
・中座の際はナプキンは「軽くたたんで背もたれか椅子の上」に置く。

 

食事後

「カトラリーの置き方」

食後は、ナイフとフォークは皿の真ん中に縦向きにして揃えて置きます。

フォークは「腹を上に」

フォークの向きが食事中と逆になりますので注意してください。

 

「ナプキンの置き方」

ナプキンは軽く畳んで、テーブルの上に置きましょう。

ここできれいに畳んでしまうと、「もう来ません」という意味にとらえられてしまいます。

きれいに畳むくらいなら、くしゃくしゃのまま置いておいたほうが良いです。

参考記事「NG特集~テーブルマナー編~」

※フレンチの際とはカトラリーの置き方が異なりますのでご注意ください。

 

POINT・食事後のカトラリーは利き手側に揃えて置く。
・ナイフの刃は自分側に向くように置く。
・フォークは「腹を上に」なるように置く。
・ナプキンは「軽く畳んで」テーブルの上に置く。

+α、基礎知識

本当に基本中の基本として上記の流れで覚えておけば最低限は間違いのないことでしょう。お誘いくれた方にも、お料理を提供してくれる方へも失礼のない動作になります。

あとはさらに覚えておくと良い基本知識になります。

「荷物はテーブルの上にはおかない」

携帯、ハンカチ、時計、たばこ等も同様です。

テーブルは食事をするために、レストランが最も気を遣っている場所の一つです。そちらを汚してしまったり、傷つけてしまうようなことは避けましょう。

「肘をつかない」

食事中はテーブルの上に肘をつくのは避けましょう。コース料理だと提供時間が長いので、疲れてくることもありますが、そこはぐっと押さえて背筋を伸ばすようにしましょう。

食事後の空いているときなどは、基本的には手は太ももの上に置くようにしましょう。

「食前酒」

基本的にはシャンパンが無難でしょう。ここで悩んで時間をかけてしまうのもNGとなります。

「スープを飲む際は、手前から奥に」

口に入れるときは、音を立てないように注意しましょう。

こちらフレンチの時とは逆になりますので注意が必要です。

ちなみにフレンチの場合は「奥から手前に」なります。

少なくなってきた際は、間違ってもお皿に口をつけて飲んだりしないように。

お皿の片側を右奥に傾けてスプーンですくってください。

「パンはちぎって食べる」

パンは最初から食べても問題ありません。

しかし、かぶりつくように食べるのはマナー違反。

一口サイズにちぎってから食べるようにしましょう。

「肉の焼き加減の希望を覚えておく」

レア 3割ほど焼いた状態
ミディアムレア 5割ほど焼いた状態
ミディアム 7割ほど焼いた状態
ミディアムウェルダン 8割ほど焼いた状態
ウェルダン 9割ほど焼いた状態

細かく言うとさらに分けられるのですが、上記を覚えて伝えれば間違いないでしょう。

「髪、携帯をいじらない」

食事中は携帯はもちろん、髪の毛などもいじらないようにしましょう。他のお客様に不快な思いをさせてしまう場合があります。

緊急の際等は、極力一度席を離れるようにしましょう。

こちらの動画も是非ご参考にしてみてください。

制作:komorebi_film

モデル:yukiiiiiiiii033

☆最後に

いかがでしたでしょうか?フレンチの際とわずかに異なっています。

カジュアルイタリアンであればそこまで気にするほどではありませんが、

知っておいて損はないでしょう。

記念になる大事なお食事の日を、最高のマナーで最高の日にしましょう。