キャリア特集~転職総集編~ウェディングプランナーになるには
ウエディングプランナーという仕事は“人生で一度の晴れ舞台の瞬間に立ち会える幸せでやりがいのある仕事”というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
実際に、大学生を対象とした働きたい会社ランキングに選ばれるほど長年人気の職種です。今回は「ウエディングプランナーになるために」必要なスキルや資格についてお話していきたいと思います。
ウエディングプランナーってどんなことをするの?
ウエディングプランナーは結婚式を挙げる新郎新婦のために、結婚式に関わる全ての事を一緒に決めていきます。
具体的には
当日までの打ち合わせスケジュール説明
打ち合わせは約半年前~4ヶ月前からスタートしていくため、当日までに何を準備するのか?
新郎新婦様がイメージ出来るように説明します。
数多くある種類の商品説明(料理・ドリンク・テーブルコーディネート・写真アルバム・ビデオなど)
料理1つだけでも、値段によっていくつかのコースがある式場がほとんどです。
新郎新婦様が出席ゲストに喜んでもらえる料理をスムーズに選べるよう、コースによって何が違うのか、品数なのか・食材なのか・または調理法をこだわっている。など細かく説明する必要があります。
これは料理のことだけではなく全てのアイテムについて商品知識が必要になってきます。
手作りグッズの確認
年々オリジナリティを出すために、招待状や席次表のペーパーアイテムを手作りする新郎新婦様が増えてきています。
その手作りした招待状の校正チェック・席次表では招待客の配席が結婚式のマナー通りになっているか全てチェックすることもプランナーの仕事です。
関連会社への発注作業
料飲関係・引き出物・引き菓子・司会者・美容師・音響スタッフ・カメラマンなど関連会社は非常に多くあり、結婚式当日に必要な物の手配はウエディングプランナーが代行して発注します。
他部署への伝達
新郎新婦様と打ち合わせしてきた代表はウエディングプランナーです。
新郎新婦のこだわりの部分や約束事項をしっかりと他部署へ伝達することもウエディングプランナーの仕事です。
ただ、式場によっては“契約”を結ぶ営業もウエディングプランナーが行う「一貫制」の場所もあれば、“営業”は別の部署が行う「分業制」の結婚式場もあります。
一貫制の式場であれば、上記の仕事内容プラス式場を探している新郎新婦様にブライダルフェアを通して、式場見学案内・見積もりの説明をして契約まで結び付けるという仕事があります。
この場合は、1年ほどのお付き合いになる場合もあるのでより親密に打ち合わせをすることも可能です。
もし希望があれば、事前に一貫制なのか分業制なのか調べておくとよいでしょう。
資格は必要なの?
ABC協会認定のブライダルプランナー検定がありますが、資格なしでもウエディングプランナーになれます。
またブライダルの専門学校もあったりしますが、大学卒業・短大卒業・高卒・転職の方も数多く居るため誰でも入りやすい職種です。
ただ、式場・ホテルによっては募集要項として“高卒以上”“大卒以上”という条件もありますので、ご注意ください。
給料や休みの日ってどうなの?
給料は式場やホテルによって様々です。ただ、比較的若いスタッフが多い職種のため役職が付いたりのステップは他企業と比べたら早いため役職によっての給料アップをすることが出来ます。
また、式場・ホテルによっては売り上げによって給料が上乗せになる会社もあります。
休みに関しては、結婚式のメインが土・日・祝の休日ほどんどなので平日が休みになると思ってよいでしょう。土日が休みになることはありません。
ただ、友人・兄弟の結婚式の参加のため休日の日に休みをもらうことは可能です。会社によってはリフレッシュ休暇等の1週間前後の長期休みがとれる制度もあるので海外への旅行なども行くことは可能です。
どんな企業がウエディングプランナーを募集しているのか
ウエディングプランナーといっても、専門式場やホテル内で婚礼部門があるケース、レストランで結婚式をするレストランウエディングと様々なウエディング会社があります。
新卒で入る場合は、就活サイトに掲載されているケースや企業の合同説明会などで見つけることが可能です。
中途入社でウエディングプランナーを目指している場合は、式場・ホテルによって求人を出す媒体は様々です。
中には自社HPなどに掲載しているケースもあるため、色んなサイトや情報誌を参考にして求人を見つけたり、もし働きたい式場が決まっているのであれば直接電話して採用担当の方に募集しているか聞いてみてもよいでしょう。
☆最後に
ウエディングプランナーとは一見華やかなイメージを持っている方も多いですが、意外と新郎新婦様のサポート・発注・伝達がメインなので地味な仕事も多くあります。
ただ、新郎新婦様の一生に一度の晴れ舞台のために親身になってサポート出来るのはウエディングプランナーだけです。
結婚当日を一緒に迎えられ、新郎新婦様から「ありがとう」という言葉を貰えた時はこれほどない達成感が感じられるとても幸せな仕事です。
ウエディングプランナーという仕事に興味がある方は是非参考にしてみてください。